ラモトリギンと妊婦の関係

てんかん発作を抑える抗てんかん薬は、症状を予防するうえで非常に有効な薬ですが、残念ながら副作用も存在します。特に妊娠をしている人は、抗てんかん薬の服用により胎児に奇形が発生する恐れがありますので、服用には注意が必要になります。
ただ、てんかん発作の症状がある女性が妊娠を諦める必要はありません。抗てんかん薬による影響は妊娠12週ごろまでですので、その期間内は服用を避けておけば、てんかん発作の症状が無い人に近いレベルまで、胎児に奇形が現れる可能性を減少させることができるのです。また近年開発された抗てんかん薬は、服用による妊婦の危険性を限りなく減らしており、薬の服用を上手く調整すれば、安心して子どもを産めるようになっているのです。
新しい抗てんかん薬の中でも、ラミクタールはより副作用が少ないことで知られています。ラモトリギンとも呼ばれるラミクタールは、てんかん治療のガイドラインでも推奨されており、非常に安全性の高い抗てんかん薬です。またラミクタールはアメリカなどでは単独で服用されてることが多いのですが、これはてんかんの薬は1剤増えるごとに妊婦の危険性が増えるといわれているからで、このことからもラミクタールの効果と安全性が信頼されていることがわかります。
このようにラミクタールは、副作用が少なく妊婦に有効な抗てんかん薬です。この薬の効果を利用して、医師とよく相談しつつ妊娠前からしっかりと準備をしておけば、てんかん発作の症状がある女性でも、症状を持たない人と同じようなリスクで子どもを出産することが可能なのです。もちろん安全な出産のためには、てんかん発作そのものを起こさないことも大切ですので、妊娠中は薬の血中濃度を頻繁に測定するなどして、薬の種類や量を調節することが重要です。