ラモトリギンの併用注意薬

ラミクタールは、有効成分としてラモトリギンを配合している抗てんかん薬で、部分発作や強直間代発作などのてんかん発作の症状の予防に効果があり、あわせて双極性障害の症状の再発抑制などにも効果があるとされています。
このラミクタールは、服薬開始からの期間によって、有効成分として投与されるラモトリギンの分量をだんだんと増量させるという方法によって、副作用を避けるようにすることが必要です。
2015年にあった厚生労働省のから注意喚起によれば、このラミクタールの副作用による死亡事例が確認されていますが、いずれも投与する量を過剰にしていたことが要因となっており、そうした意味でも厳密な服薬管理が求められるところです。
実際の死亡例というのは、皮膚粘膜眼症候群をはじめとする、重篤な皮膚や粘膜の過敏症状によるものであり、ラミクタールに限らず多くの医薬品の服用において起こり得る副作用です。
そのほかにも、有効成分ラモトリギンとの相性に問題がある併用注意薬とよばれるものがいくつか知られています。
例えば、同じくてんかん発作の抑制に使われるバルプロ酸ナトリウムは、肝臓における代謝が競合してしまうため、ラモトリギンの血中濃度が半減するまでの時間が2倍に長くなってしまうという問題があり、副作用を引き起こしやすいといえます。
逆に、同じくてんかん発作の抑制に用いられるフェノバルビタールなどの薬剤については、肝臓での代謝を促進して血中濃度の低下を招き、効果がなくなるおそれがあります。
また、卵胞ホルモン・黄体ホルモン剤を配合した経口避妊薬についても、このラモトリギンの血中濃度を低下させるはたらきがありますので、こちらも避けたほうがよいといえます。